毎月の家賃の支払い、思った以上に出費が重なって「今月ちょっと厳しいかも…」と不安に感じてしまうこと、ありますよね。そんなとき、もし分割で支払えたら…と考えるのは自然なことです。
ここでは、大東建託パートナーズに家賃の分割払いを相談したいと考えているあなたへ、交渉を成功させるためのコツを具体的にお伝えします。
大東建託パートナーズの公式な対応とは？
まず知っておきたいのは、大東建託パートナーズの公式なスタンスです。公式サイトの「よくあるご質問」には、家賃の分割払いについて明確な記載があります。
Q. 分割払いは出来るか（リボ払い）
A. お家賃の分割払いは承っておりません。
このように、原則として家賃の分割払いは受け付けていない、というのが公式の回答です。この事実を知ると「やっぱり無理なのか…」とがっかりしてしまうかもしれません。しかし、だからといってすぐに諦めてしまうのはまだ早いです。支払いに関する悩みは、正直に伝えることで道が開ける可能性もあります。
支払いが厳しいと感じたら、まずやるべきこと
家賃の支払いが難しいと感じたとき、最も重要で、かつ最初に行うべき行動があります。それは、すぐに大東建託パートナーズに連絡を入れることです。
支払日を過ぎてからの連絡や、何も連絡しないまま滞納してしまう「無断滞納」は、あなたの信頼を大きく損ねてしまいます。信頼関係が崩れると、その後の相談がより難しくなる可能性があります。
【連絡先】
・いい部屋サポートセンター
・公式サイトの「お問い合わせフォーム」
・契約時に案内された営業所の電話番号
連絡する際は、「支払う意思はあるけれど、一時的に支払いが困難な状況である」ということを正直に伝えましょう。支払いの意思を示すことで、相手もあなたの状況を理解しようと努めてくれるはずです。
ココに注意
無断滞納は、契約解除や強制退去につながるリスクを高める最も避けるべき行為です。どんなに言いにくい状況でも、必ず一本連絡を入れるようにしましょう。
交渉を成功に導く具体的な2つのコツ
公式には分割払いが認められていなくても、相談に乗ってもらえる可能性はゼロではありません。その可能性を少しでも高めるために、交渉の場で重要となる2つのコツをご紹介します。
具体的な返済計画を提示する
ただ「分割でお願いします」と伝えるだけでは、相手を納得させるのは難しいでしょう。「いつまでに、いくらずつなら支払えるのか」という具体的な返済計画をあなた自身が示すことが大切です。
- 滞納している金額：〇〇円
- 今後の家賃に上乗せできる金額：毎月〇〇円
- 完済までの期間：〇ヶ月
このように、明確な数字を提示することで、あなたの真剣さが伝わり、相手も現実的な検討がしやすくなります。可能であれば、簡単なものでも良いので書面にして持参すると、さらに本気度が伝わるでしょう。
誠意ある態度で正直に話す
交渉の場では、何よりも誠意ある態度が重要です。まずは、支払いが遅れてしまうことに対して、真摯に謝罪の気持ちを伝えましょう。その上で、なぜ支払いが困難なのか、その理由を正直に説明します。
もし、滞納額の一部だけでもすぐに支払えるのであれば、「本日〇〇円はお支払いしますので、残りを分割にしていただけないでしょうか」と申し出るのも非常に有効です。少しでも支払う姿勢を見せることで、あなたの誠意が伝わり、交渉が有利に進むことがあります。
どうしても一括での支払いが難しいときは
交渉がうまくいかず、一括での支払いを求められた場合でも、まだ方法はあります。家賃の引き落としができなかった場合、後日コンビニ払込票（ハガキ）が郵送されてきたり、スマホでバーコードを表示して支払うことができます。まずはその期日までに支払えないか、最終確認をしましょう。
それでもなお資金の目処が立たない場合は、一人で抱え込まず、家族や親しい友人に相談してみるのも一つの手です。状況を正直に話せば、力を貸してくれるかもしれません。
最終的な手段として、カードローンなどを利用して一時的に立て替えるという選択肢もありますが、これは将来の返済負担を増やすことにも繋がります。利用する場合は、返済計画をしっかりと立て、慎重に判断することが不可欠です。
何よりも大切なのは、問題を放置しないことです。支払いが難しいと感じたその瞬間に、次の一手を考え、行動に移すことが、最悪の事態を避けるための最も確実な方法と言えるでしょう。