
大東建託パートナーズから「0120」や「070」などから始まる電話がかかってきて、不安な気持ちになっていませんか?
家賃の支払いが少し遅れてしまっただけなのに、督促の電話が来ると、つい無視してしまいたくなる気持ちも分かります。
しかし、その一本の電話を無視してしまうことが、実は最も事態を悪化させる選択なのです。
このまま放置してしまうと、取り返しのつかない状況に陥ってしまう可能性があります。そうなる前に、今何ができるのかを一緒に考えていきましょう。
督促電話を無視し続けると、あなたの生活はどうなる?
「電話に出なければ大丈夫」と考えてしまうかもしれませんが、残念ながらそうではありません。電話を無視し続けると、段階的に状況は深刻になっていきます。
家賃の支払いが遅れると、おおむね1週間以内には電話での連絡が入ることが多いです。最初のうちは、うっかり忘れを防ぐための確認の意味合いが強いかもしれません。
しかし、その電話を無視し続けると、事態は次のステップに進んでしまいます。
連帯保証人へ連絡が入る
あなたが電話に出ない場合、家賃の滞納から1ヶ月ほどで、今度は契約時に立てた連帯保証人へ連絡が入ります。
多くの場合、ご両親や親族にお願いしているのではないでしょうか。あなた自身の問題だけでなく、大切な家族や親しい人にも心配をかけてしまうことになるのです。
契約解除、そして強制退去へ
連帯保証人への連絡後も状況が改善されない場合、滞納が3ヶ月を超えたあたりで、内容証明郵便で「契約解除通知」が届きます。これは法的な効力を持つ最後通告です。
この通知さえも無視してしまうと、裁判所を通じて「明渡し訴訟」を起こされ、最終的には強制的に部屋を退去させられることになります。ある日突然、自分の家に帰れなくなるという、最も避けたいシナリオです。
強制退去となると、鍵も交換され、室内の荷物も運び出されてしまいます。住む場所を失うだけでなく、精神的にも大きな負担を強いられることになります。
無視すればするほど膨らむ金銭的な負担
「家賃を払っていないのだから、これ以上お金の負担は増えない」と思っていませんか?それは大きな間違いです。
家賃の滞納には、「遅延損害金」というペナルティが加算されていきます。これは、支払いが遅れたことに対する損害賠償金のようなものです。
遅延損害金の利率は、一般的に年率14.5%ほどに設定されています。これは消費者金融のカードローンとほぼ同じくらいの高い利率です。
例えば、家賃7万円を3ヶ月(90日)滞納してしまった場合、遅延損害金だけで7,000円以上にもなります。滞納期間が長引けば長引くほど、この金額は雪だるま式に増えていきます。
さらに、強制退去になった場合は、滞納した家賃と遅延損害金の一括請求に加え、部屋のクリーニング代や荷物の撤去費用として10万円から20万円ほどが別途請求される可能性もあります。問題を先送りにすることで、金銭的な負担は計り知れないほど大きくなってしまうのです。
今すぐできる、たった一つの大切なこと
ここまで読んで、将来に大きな不安を感じているかもしれません。でも、まだ手遅れではありません。状況を好転させるために、今すぐあなたにできる、たった一つの大切なことがあります。
それは、勇気を出して大東建託パートナーズに連絡をすることです。
電話を無視し続けることは、「支払う意思がない」と見なされてしまい、相手の対応を硬化させるだけです。しかし、こちらから連絡をし、「支払う意思はあるが、今は事情があって難しい」という状況を正直に伝えることで、相手も相談に乗ってくれる可能性が十分にあります。
- いつまでに支払えるのか
- 分割での支払いは可能か
- 支払いが難しい理由
上記のような点を正直に、そして誠実に伝えることが重要です。もちろん、約束した期日には必ず支払う必要がありますが、支払い計画の相談に応じてくれるケースは少なくありません。
連絡先が分からない場合
かかってきた電話番号に折り返すのが一番ですが、分からない場合は契約書を確認したり、「いい部屋ネット」の公式サイトから問い合わせたりすることができます。
一人で抱え込まず、まずは一本の電話から始めてみてください。誠実な対応が、最悪の事態を避けるための第一歩です。