
「うっかり家賃の支払いを忘れてしまった…」「今月、どうしても家賃が払えないかもしれない…」
大東建託の管理物件に住んでいて、そんな状況に陥ってしまったら、不安で頭がいっぱいになってしまいますよね。
特に、保証人になってくれている親や兄弟、お世話になっている人に「緊急連絡先として電話がいってしまったらどうしよう」と考えると、夜も眠れなくなるかもしれません。
でも、まだ慌てるのは早いです。
実際に緊急連絡先に電話がいくまでには、いくつかの段階があります。
その前に、あなた自身でできることが必ずあるのです。
この先では、万が一の時にあなたが取るべき行動を、順を追って丁寧にご紹介します。
まず落ち着いて!家賃を滞納してしまった時の最初のステップ
家賃の支払いが遅れてしまった、あるいは遅れてしまいそうだと気づいた時、何よりも先にやるべきことは、正直に管理会社へ連絡することです。
大東建託の場合、「いい部屋サポートセンター」や管轄の営業所が窓口になります。
「怒られたらどうしよう」「何を言われるか怖い」と感じるかもしれませんが、何も連絡せずに滞納を続けることが、最も信頼を失う行為です。
一本の電話が、その後の状況を大きく左右します。
連絡する際に伝えること
- 家賃の支払いが遅れてしまう理由(正直に、簡潔に)
- いつまでに支払えるかという具体的な日付
大切なのは、支払う意思があることをしっかりと示すことです。
誠実な態度で相談すれば、支払い方法や期限について相談に乗ってくれる可能性が高まります。
【時間との勝負】緊急連絡先への電話はいつ?滞納後の流れ
「連絡はしたけど、やっぱり不安…」
そう感じる方のために、家賃を滞納してしまった後の一般的な流れを知っておきましょう。
全体像を把握することで、次に何をすべきかが見えてきます。
一般的に、家賃滞納後の流れは以下のようになっています。
【滞納後の流れ(目安)】
▼1ヶ月目
本人宛に電話やSMS、郵便物での督促が届きます。
この段階で支払えば、大きな問題にはなりにくいです。
▼1~2ヶ月目
ここが重要なポイントです。
本人への連絡に加えて、連帯保証人や緊急連絡先へ連絡が入る可能性が高まります。
保証会社である「ハウスリーブ」からの連絡も本格化します。
▼3ヶ月以降
滞納が続くと、契約解除や法的措置といった、より深刻な事態に発展する可能性があります。
もちろん、これはあくまで一般的な目安です。
契約内容によっては、もっと早い段階で緊急連絡先に連絡がいく可能性もゼロではありません。
また、家賃の滞納には「遅延損害金」が発生します。
利率は年14.5%前後が一般的で、滞納日数が長引くほど負担は増えていきます。
だからこそ、1日でも早い対応が重要なのです。
【一人で悩まないで】どうしても支払えない時の具体的な相談先
管理会社に連絡はしたものの、どうしても支払いの目処が立たない…。
そんな時は、一人で抱え込まずに、外部の力を借りることも考えてみましょう。
家族や身近な人に相談する
最も身近な存在である家族や、信頼できる友人に正直に事情を話してみるのも一つの手です。
もちろん、言い出しにくいことだと思います。
しかし、事態が深刻化してから迷惑をかけるよりは、早めに相談した方がきっと理解を得やすいはずです。
なぜ支払えなくなったのか、どうやって返していくつもりなのかを誠実に伝えることが大切です。
注意点
お金の相談は、人間関係に影響を与える可能性もあります。
誰に、どのように相談するかは慎重に考えましょう。
そして、もしお金を借りることができたなら、必ず約束通りに返済することが信頼関係を維持するために不可欠です。
公的な窓口に相談してみる
「身近な人には、どうしても頼れない…」
そんな時は、専門の相談窓口を頼る方法があります。
こうした機関は、あなたのような状況にある人のために存在しています。
【主な相談窓口】
■ 国民生活センター(消費生活センター)
消費生活全般に関する苦情や相談を受け付けてくれる公的な機関です。「家賃が払えない」といった悩みについても、どうすべきかアドバイスをもらえます。
■ 法テラス(日本司法支援センター)
経済的な理由などで法律の専門家への相談が難しい場合に、無料で法律相談などを行ってくれる機関です。法的な手続きが必要になった場合にも心強い味方になります。
大東建託から緊急連絡先に電話が来る前にできることは、思ったよりもたくさんあります。
最も大切なのは、「滞納してしまった」という事実から目をそらさず、すぐに行動を起こすこと。
そして、一人で問題を抱え込まないことです。
まずは管理会社へ一本連絡を入れる。
それだけでも、状況は必ず変わります。
あなたの誠実な行動が、最悪の事態を避けるための第一歩になるはずです。